福袋は好きですか?
中に何が入っているかわからないワクワク感、
開けて大した物が入っていたためしがないのですが、
それでもなんかワクワクしてついつい買ってしまいます。
年齢を重ねるにつれ自分の好きなもので周りが固まり、
無用な物に意識がいかなくなるからこそ、
福袋で全く範囲外の所からお気に入りが見つかると嬉しいですよね。
最近では中身がわかっている状態で買うのも増えてきているようですが、
サプライズプレゼントに似たワクワク感が無くなるのも寂しいですね。
さて、今回はそんなワクワクプレゼントが届く部屋に住む男性と隣人女性のお話です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– どこで読める?
作品紹介
タイトル:煩悩寺
作者:秋★枝先生
巻数:全3巻
掲載誌:月刊コミックフラッパー
出版社:株式会社メディアファクトリー
掲載時期:2008年5月号~2012年11月号
作者紹介
名前:秋★枝先生
出身:山口県
出身校:愛媛大学
作品:純真ミラクル100%,煩悩寺,ハナコ@ラバトリー,的中!青春100%,恋愛視角化現象,Wizard’s Soul 〜恋の聖戦〜,恋愛ソフィスティケート,恋は光,俺の彼女が×××を期待していて正直困る,起きてください、草壁さん,放課後メタバース
その他:マジック・プレイヤー、MTG初心者体験会の参加者さんに配布されるビギナーズガイド
あらすじ
とあるマンションの5階に住む女性、小沢。彼氏に振られた腹いせに外で飲み帰宅。
マンション前までは何とか耐えてきたが、すでに限界を超えた膀胱は決壊寸前。
降りてこないエレベーターにしびれを切らして階段で頑張るが2階まで上がった所でカウントダウンが聞こえ始め、近くの部屋でトイレを借りる事に。
その部屋に住んでいた男性が小山田。
トイレを借りて落ち着いた後リビングに通されてると、そこには大量の段ボールと不可思議な装飾がされた一風変わった部屋。
聞くと兄が趣味で買ったものが溢れると送ってくるそうで、段ボールは開けてみないとわからないブラックボックス。
煩悩寺と呼ばれるその部屋に興味を持った小沢は、その後小山田の部屋に入り浸る生活となる。
小沢と小山田、小山田の幼馴染の島本、この三人が織り成すゆるふわ日常と恋愛物語。
感想(ネタバレなし)
まず羨ましいの一言、人への嫉妬は避けるべき事、だがやはり羨ましいの一言に尽きる。
こんな兄がなぜ人生に登場してこないのか、煩悩寺ガチャ失敗した人生を恨みたい。
定期的に福袋送りつけてくるという楽しさは、幼き頃観光地で宝箱という名のラッピングされた白箱を購入した事ある人ならわかるであろう。多分500円位で販売されていたはず、今も子供たちの心を掴んでいるのだろうか?
とにかく空気感が良く、この時間を共に過ごしたい、せめて友人でいい、いやいっそ配達員でもいいから煩悩寺に入れてくれと思うほど、良い空気感につつまれている作品。
一応メインは恋愛の話となるのだが、二人の恋愛もまたゆる~く進んでいく、お互い大人なのでうぶな恋愛でもないはずなのに、なんか見ていてキュンキュンが止まらないのは秋★枝先生の上手い所だと思う。
なんか大学行った事ないけど、大学の頃仲いい友達と恋人がいればこんな生活をしていたのかな~と思うような日常が描かれていたりして、若いころ出来なかったifの物語が詰まっている。
どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
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