【時代劇医療ドラマ】JIN-仁-【オススメドラマレビュー】

過去の人へ何かを託せるとしたら何を託しますか？
タイムスリップして過去へ未来へ、
多くの作品で主人公は様々な時代へと向かいます。
自分が未来へ行ったらどうするか、
一度は考えた事があるのではないでしょうか。
近しい未来で戻ってこれるならロト6とか万馬券とかの当たり番号覚えてきたり、
気になる色恋沙汰の結末を見に行ってみたりするのかも知れません。
では過去に戻ったらどうでしょうか。
未来の知識を持ってはいても今ほど便利な道具はありません、
そんな中であなたは知識と体で何を残すことが出来ますか？
現代の道具がなくとも過去の人たちに何かを託すことが出来る、
そんな人でいたいですね。
さて、今回紹介するのはそんな過去に何かを託したお医者さんのドラマです。

目次
– 作品紹介
– あらすじ
– 感想
– どこで見れる?

作品紹介

タイトル：

JIN-仁-

原作者:

村上もとか先生

出演者(敬称略)：

大沢たかお
中谷美紀
綾瀬はるか
小出恵介
桐谷健太
中村敦夫
麻生祐未
小日向文世
内野聖陽
武田鉄矢
高岡早紀
戸田菜穂
佐藤隆太
市村正親
藤本隆宏
市川亀治郎

話数：

第1期:11話(2009年10月11日から12月20日)
第2期:11話(2011年4月17日から6月26日)

エンディングテーマ

第1期:MISIA「逢いたくていま」
第2期:平井堅「いとしき日々よ」

仁のあらすじ

現代で脳外科医として働く南方仁。彼はあるトラウマからあまり大きな手術をしなくなった。
ある日急患として運ばれてきた患者の脳には変わった腫瘍があった。
急患を治療し終えたのち、しばらくすると急患がベッドから逃げ出し、保管されていた腫瘍を持ち去っていた。
急患を追いかけた仁は階段で足を踏み外して江戸時代へタイムスリップ。
江戸時代では、医療技術が未発達であり、仁は現代の知識を活かして人々を救おうと奮闘。
当時の医療の限界に直面しながらも、様々な患者と出会い、彼らの命を救うために努力します。
仁の行動は、周囲の人々に影響を与え、彼自身も成長していく過程が描かれています。

仁を全話見た感想(極力ネタバレなし)

まだ見た事ないでありんすか？
放送開始から15年の時を経て、今ようやく見ましたよ。
周りから良作として勧められる度に見てみようとは思う物の、
「所詮は過去の医療ドラマじゃき、
見たところで大したことないぜよ。」
そうささやく声が邪魔をしてきたのだが、
ついに見ましたよ。

10年以上前の作品なんか古臭くて見れるかと思ったが、
描かれている世界は400年以上前なのでなんの問題もなく、
出てくる人々はいまだにご活躍の方々なのでなんの違和感もなし。

感想なんて言っても、おおよそ視聴者の感想は同じ「綾瀬…可愛すぎるだろ…」この一言。
綾瀬はるかのものまねで大体知ったつもりでいたけど、届いてない、本物と千光年は離れてる。
視聴率から考えても世の大半の紳士は恋焦がれ、
自分も過去に行くと何人かは階段転げ落ちたかもしれない。
まあ、過去に行ったとて綾瀬はるかは現代にいるので会えないのだがな…
まして今や人妻、手の届かぬ過去の御仁とそう変わらぬが…
淑女諸君はきっと自分を重ね、
なんとなく着物を着てなんとなく涙を流したことだろう…
しらんけど

とまあ、ここまでは大体見てなくても予想がつくし、しっかり見ていなくても抱ける感想。
この物語をしっかりと見て真の視聴者が最も抱いた感想は別にあるだろう。
ここから先は一部大事な部分がネタバレとなってしまうので、
100楽しみたい人は見ない方がいいかも知れない。

真の視聴者が抱いた感想、それは…

「ペニシリン万能すぎね？」
これでしょ？これしかないでしょ？

色々な人の人間模様見て、たまの別れに涙を流したりと、
感情ぐるんぐるんに振り回される名作でしたけど、
「え？ペニシリン万能すぎん？」
これが一番言いたかった感想でしょ。
一応聞かれたら言いますよ、
「いやー、名作。役者みんなすごくてさ、どんどん物語に入り込んじゃうよね。」
「人となりが凄く良い、仁先生だけじゃなくてさ、みんな凄く良いのよ。」
「やっぱ、綾瀬はるか可愛い」
全部正解、ただね「フフ…へただなー。へたっぴさ。」って班長に笑われる。

医学の知識持ち合わせていなくてもペニシリンすげぇってみんな知ってたの？
みんなはペニシリンに驚かなかったの？
いや、すごいものなのはわかるんだけどさ。
そんな持て囃してたらペニシリンその内足生やして「私が来た！」とか言っちゃうよ？

ここまで万能だと主役ペニシリンじゃん、penicillin-ペニシリン-に改名しないといけなくなるじゃん。
なんかわかんないけど平成初期の医療恋愛ドラマにありそうな名前じゃん。

医療関係者の方々が見たらもちろんそうなのかも知れませんが、
あまりにも凄く重宝されている姿を見て己の無知を恥じただけです…
すみません、ペニシリン馬鹿にしてる気持ちは一切ないです。