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静かすぎて心が煩い/さらい屋五葉/オノナツメ先生【おすすめ漫画レビュー】

10巻以内完結

就職活動は苦労しましたか?
誰もが一度は通る就職面接。
最近はウェブ面接の対策なんかも必要なようで、
AIなんかを活用して対策している子たちもいるそうです。
時代はどんどん変わっていくものですね。
オンラインだと多少は緊張も和らぐものかもしれませんが、
就職面接の緊張感というのは何回やっても慣れないものですよね。
育つ過程で色々な大人に会ってくるのですが、
普段会う大人とは違った会社の人という括りの大人。
会社への思いが強ければ強い程緊張して上手く言葉が出てこない
最近の子達はSNSでアピールする事に慣れているので、
就職面接は緊張せずにアピール出来るのかも知れませんね。
さて、今回は緊張しいで実力が発揮できない侍の物語です。

目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– どこで読める?

作品紹介

タイトル:さらい屋五葉
作者:オノナツメ先生
巻数:全8巻
掲載:月刊IKKI
出版社:小学館
掲載時期:2006年1月号 – 2010年9月号

作者紹介

氏名: オノ・ナツメ先生
出身地: 非公開(プロフィールはほとんど公表していない)
デビュー: 2003年前後(同人・短編活動を経て商業誌へ)
趣味・嗜好:
海外ドラマや映画好きとして知られ、特にヨーロッパ映画・英国ドラマの雰囲気を好む。作品の人物デザインも欧米的な骨格や服装センスの影響が強い。
作品:つらつらわらじ,逃げる男,GBパーク,ふたがしら,子連れ同心,グッバイ シガレット,ACCA13区監察課,レディ&オールドマン,どこかでだれかも食べている,ハヴ・ア・グレイト・サンデー,BADON,僕らが恋をしたのは,THE GAMESTER
その他(作風・エピソード)
その他:
オノ・ナツメのキャラクターは「細長い顔」「垂れ目」「無表情気味」のデザインが特徴。
初期編集者から「売れ線の絵ではない」と言われた事も。
作者自身が「厳密な時代考証より人間ドラマを優先」と語っており、
実際の江戸史料よりも空気感や心理描写を重視していると話していた。

さらい屋五葉のあらすじ

江戸の町。
人付き合いが苦手な浪人、秋津政之助は、腕は立つのにどこか頼りない侍だった。
仕事も長続きせず、流れ着くように日々を過ごしている。

そんなある日、政之助は弥一という不思議な男と出会う。
柔らかな笑みを浮かべながらも、どこか底の見えない人物
弥一は政之助に、ある「仕事」を持ちかける

その誘いをきっかけに、政之助は「五葉」と呼ばれる集まりに関わることになる。
そこには、飄々とした者、掴みどころのない者、過去を抱えた者――
どこか普通ではない人々が集まっていた。

江戸の町の表では見えない、人と人の事情。
穏やかな空気の裏に隠された、それぞれの過去。

江戸の片隅で出会った人々の、静かで不思議な縁の物語である。

さらい屋五葉を完読した感想(極力ネタバレなし)

今まで読んできた作品の中でも間違いなくトップ10に入る名作
あまりにも好きすぎて感想が書けなかった作品。
良く漫画なんかで長々とラブレター書いて愛の告白をするシーンなんかがあるが、
あれは嘘だね、好きすぎると書けない
どんな言葉で表現しようかと迷いに迷っても見つけられず、
語彙力の棚を片っ端からあけてみるが、
ほとんど入っていない事に気づき見なかった事に。
言葉の迷宮に迷い込んだ文豪が如く、
紙にペンを走らせてはくしゃくしゃにして捨てる、
そんな想像をして文豪気どりで悩む自分に酔いしれる。

Google先生に良い表現を聞いてみれば良いんじゃね?とひらめいて、
「かっこいい表現」と調べてみる
表示される四字熟語、確かに四字熟語ってかっこいい気がする。
ふむふむ、へぇーこんな四字熟語もあるんだー。
得られる知識、過ぎ去る時間、進まぬブログ
深夜田舎にたたずむ点滅信号のようにカーソルはむなしく点滅を続け、
取り敢えずタイトルつけたからと下書き保存する。
そんな事を繰り返す事数か月さすがに書こうと思い、
キーボードを取る。

さて、そんな表現難しい名作なのですが。
時代劇ものと聞くと剣でばっさばっさと大立ち回り、
そんなアクション性の強い活劇を思い浮かべるかと思いますが、
この作品は何とも静か
大雪降った田舎の夜位静か。
地の底でマグマが煮えたぎるように、
それぞれの熱い思いが出てきたりするんだけど、
それでも静か。
一番盛り上がっても20デシベルしかない。
この静かさが作品として凄くよい。
秋の夜長に読みふけたい小説みたいな作品。
しんしんと雪降る冬の夜でも良い、
春宵の静けさに包まれた月明かりの下でも良い、
あと夏、そんな感じの作品。

主人公の政よりも与一ですよ。
そもそもの誘い方がまさに闇バイト
人を騙くらかす上に人さらいなんて、
もうグウ畜の極みとしか考えられんでしょ。
それなのに優男で、顔が良く、いちいち所作がかっこいい。
歌舞伎から二枚目がそのまま出てきたような色男
写楽の物真似して笑っているような低俗人間とは5次元位次元が違う。
一方緊張しいの木偶の棒、武士のプライドはあれどどこへ行ってもお払い箱。
正義感は強く物凄く真面目で規律を重んじる
こんな二人が絡むんだもの、もう面白いの確定でしょ?
ゼロレクイエムでも起きるんじゃないかと思わせる組み合わせでしょ?
どんな化学反応が起きるか楽しみだぜ…って言いたくなるでしょ?

一週間位この世界の片隅で日本酒嗜む町民役やりたい
そして居酒屋の愛娘を愛でたい。

ちなみに、闇バイトはダメ絶対!
江戸時代から甘い誘いの裏には危険があるわけよ?
もう数百年の時を経て今令和だよ?
学ぼう、先人の過ちから…

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