あなたは小説を書いてみた事はありますか?
物語が好きな人なら一度は書いてみたことがあるのではないでしょうか。
小説に限った話ではありませんが最近は自分の作品を発表する場も増えてきていて、
自分の作品を世に出すハードルは低くなってきていますね。
特に小説家になろうというサイトでは連載していた作品が、
多くのメディア化を経て大ヒット作になるという夢溢れるケースも多く見られます。
自分が自信を持つ作品をどんどん発表していくか、
それともプロの視点を経てから世に出すのか、
人の目を気にしてしまうとどうしてもプロからの太鼓判が欲しいと感じます。
さて、今回は出版社に届いた謎の小説が織り成すミステリー作品の紹介です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– どこで読める?
作品紹介
タイトル:ザシス
作者:森田まさのり先生
巻数:全3巻
掲載誌:グランドジャンプ
出版社:集英社
掲載時期:2023年1号~2024年10号
作者紹介
名前:森田まさのり先生
出身地:滋賀県栗東市
在住:東京都杉並区西荻窪近辺
作品リスト:ろくでなしBLUES,ROOKIES,べしゃり暮らし
その他:Xにて自著作品のコマを使った大喜利大会を頻繁に開催している
あらすじ
ROOKIESやろくでなしBLUESで有名な森田まさのり先生による初のサスペンスホラー漫画。
教育現場で奮闘する中学校で教師を務める山内、物語は彼の中学時代の同級生である鈴木侑己が殺されるという衝撃的なニュースから始まります。
数日後、山内の恋人で出版社の新人編集者・八木沢珠緒が、公募小説の落選作に事件と酷似した内容が描かれていることを発見します。
小説と殺人事件の関係性は?犯人の目的とは?
感想(ネタバレなし)
森田まさのり先生の作品というと絵が綺麗で細かな部分まで描かれており、絵柄に抵抗ある人はかなり少ないと思います。
特に登場人物の表情を描くのが上手く、本作も過去作同様に森田先生らしいキャラクターが作中を暴れまわっています。
今回はサスペンスホラーという事で、シーン毎の心理描画が重要な要素となるが、登場人物それぞれの豊かな表情は緊迫感を上手に伝えてくれて、より作品に入り込ませてくれる。
物語の構成力も流石の一言に尽き、3巻という短い巻数でしっかり完結した作品となっている。
一度物語を読んでからもう一度細部までしっかり見直したくなる作品。
何を言ってもネタバレになってしまってあまり多くの事を語れないのが残念ですが、多くの人に勧められる良作と言って間違いない作品です、是非一度読んで頂きたい。
読み終わった後に間違いなく他の人に勧めて語りたくなることでしょう。
なお、サスペンスホラーという題材上、作中で暴力的な表現や少々グロテスクな表現も登場するので注意が必要。
絵が上手な森田先生の描画でグロテスクというと結構きつめのダメージが来そうだが、心理的ダメージを受けそうな描画はあっさりしているというかあまり不快感を得る描き方をしていないので、グロテスクではありつつもダメージは少ないかと思います。
どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
電子書籍より紙派の方へ
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コミックレンタルなら自宅に居ながら気軽に紙で本を借りれます。
人気作なので重版出来がかかるまで少しお待ちいただくと良いかも知れません。
