あなたは周りの目をどれくらい気にしますか?
人からの評価が気になって仕方ない人もいれば、自分を信じて突き進む人もいます。
大半の人がどちらの要素も持っているのでしょうが、
周りの評価を全く気にせず自分を貫ける人を見ると羨ましさから少しカッコよく見えたりしますよね。
良い人という訳では決してないのでしょうが、
人がやれない事をやっている時点で特別な存在なのかも知れません。
最近人気のYoutuberや配信者なんかを見ていると自論を強く持ち、
力強く様々な事柄に意見している方が多い印象を受けます。
昭和の破天荒な俳優然り、昔から人は唯我独尊な方に惹かれるのものなのかもしれません。
さて、今回はそんな唯我独尊な先生の教育現場を描いた作品の紹介です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– 注目ワード
– どこで読める?
作品紹介
タイトル:VIVO!
作者:瀬川藤子 先生
巻数:全3巻
掲載誌:月刊コミック アヴァルス
出版社:マックガーデン
掲載時期:2011年第4月号~2012年第7月号
作者紹介
名前:瀬川藤子 先生
作品リスト:お嫁さんは神様です。、屋上の君、ハシレジロー、コノマチキネマ
その他:VIVO!が初の連載作品で初連載は女子を主人公にしたかったが…
あらすじ
自分至上主義で我が道を行く主人公が高校教師として赴任する所から物語は始まる。取り敢えず1年、面倒事に巻き込まれないように過ごそうとしていたが、仕事柄様々な問題に巻き込まれていく。どこまで行ってもスタンスを変えない主人公と、主人公が立ち上げた同好会のメンバーを中心とした学園生活を描いた話。
感想(ネタバレなし)
学校生活を描いた作品ではあるが、授業の様子や部活の様子が描かれているものではなく、いわゆる学園物の教師と生徒という描き方とは少し違っている。
物事をはっきりと言い、面倒事は大嫌いな主人公であるが、ダメな先生という訳ではないという面白さがある。
登場するキャラクターが個性的で、起こる問題ごとも現実ではあり得ない事が多いのだが、核心となる部分では現実世界とリンクした問題となっており、そこがこの物語の魅力だと思う。
主人公は相手の気持ちを考えずはっきり物事を言い、面倒な事が嫌いだから面倒かけるなと周りに言い、面倒毎に巻き込まれると物凄く怒る、出ている情報を現実的に考えれば未熟な大人で教師失格。
一方で相手の気持ちを汲んで本音を言わず、面倒事は嫌いだが笑顔で引き受け、怒りは抑えて冷静に対応する、自分を抑えて生きるのが立派な大人かと言われればそうなのだが、じゃあ子供にそう育って欲しいかと言われればいささか違う気もするといった具合に、少し哲学チックな事を考えたくなるような作品です。
全体的にゆるく軽い雰囲気でサクッと読める作品でありながら、何かと心に響くセリフも多く、短編ながら心に残る名作です。
どこで読める?
この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

試し読み
残念ながらVIVO!は現在電子書籍が存在せず、試し読み出来るサービスは見つけられませんでした。
中古でご購入なら可能のようです。
電子書籍より紙派の方へ
現在新品は入手が困難なようです。
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