ロジカルシンキングをご存じですか?
社会人には必須スキルとしてビジネス書も多く出ていますよね。
社会人に必要な三大思考法というのがあるそうで、ロジカルシンキングの他にクリティカルシンキング、ラテラルシンキングというのがあるそうです。
物事を論理的に考えられるというのはビジネスでは必須とも言える考え方ですが、プライベートな場面での多用は危険なケースが多いようです。
論破という言葉が一時期流行りましたが、論理が正しければなんでも正しいかというと、人には感情というものもありますので難しいですよね。
聡明な方は論理的に考えつつも相手に合わせて会話をするそうなので、対人においては思考法以外にも必要な事が多そうですね。
さて、今回はそんな論理的思考で勝負する少女が登場する作品の紹介です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– どこで読める?
作品紹介

論理少女 コミック 1-5巻セット (シリウスコミックス)
タイトル:論理少女
作者:つじ要先生
巻数:全5巻
掲載誌:月刊少年シリウス
出版社:講談社
掲載時期:2008年4月号から2011年2月号
作者紹介
名前:つじ要先生
作品:論理少女,BUN!BUN!BUN!
その他:2007年、29歳で「第7回少年シリウス新人賞」にて『論理少女』が担当特別賞を受賞
あらすじ
東京から津隠中学校に転校してきた若野祐、通学途中に自販機で飲み物を買おうとしたがボタンを押しても飲み物が出てこず手をこまねいていた。
後ろに並んだ女子に先に買わせた所、先ほど自分が買った飲み物が出てきた。
炭酸が苦手な彼女は、「私が本来何を飲みたかったのか論理的に当てなさい」と言い、当たったら飲み物をあげるという事だった。
若野は何も答えられずに時間切れとなった。
彼女は「こういうのすぐ当てないとこの津隠市じゃ生きていけないわよ」と転校生に対して不吉極まりない言葉を残して去っていた。
若野はその後すぐこの言葉の意味を知る事となるのであった。
津隠中学校を舞台とした学園論理バトル漫画。
感想(ネタバレなし)
彼女は津隠中学校の生徒会長を務め、津隠中学校の中でも相当な切れ者で有名な子。
通常の漫画であればここから恋が始まるような展開もありつつが鉄板だが、「は?恋?論理的に恋を説明して?」とでもいう程全く無い。
若野も胸の高鳴りを抑えきれず、前日は眠れぬ夜を過ごした事であろうが、このような扱いを受けることになるとは不憫でならない。
ひろゆき氏が異世界転生するならこちらに行った方が良かったのでは?という程理詰め理詰めの中学校。
ひろゆき氏が論理論理の少年少女を論破無双する作品もきっと面白いであろう。
「この市では生きていけない」という事は、親御さんも多分会社で理詰めにされており、大人の社会でやったらロジハラ以外の何物でもないので、このコンプライアンスに厳し世の中では津隠市の伝統も失われた事でしょう。
ご近所さんからも何かにつけて理詰めにされる事を想像すると、新生活初日から一家揃って引きこもりになること間違いないだろう。
ある意味田舎の村八分よりも質が悪い気がしなくもない。
基本的には津隠問答と呼ばれる論理ゲームで戦う様を見守るのだが、一巻から五巻までしっかり論理クイズ的なゲームが書かれている。
「まあまあ、こんな問題ね、所詮は子供だましの問題よ、こちとら大人、大人舐めんなよ」とか思って読み始めていたのだが、まあ大人の賢さって論理が全てでもないしね。
知識が豊富であるとか、品があるとかさ、なんかそういう戦い方もあると思う。
津隠初学者として心入れ替えしっかり勉強させて頂いた所、迷路の作り方とか学べたのでしっかり面白く学べる。
読み終わったらなんかすげー頭良くなった気がする。
なんか心なしか文章の質も良くなった気がする。
どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
講談社の公式サイトなら「試し読み」が可能。
電子化されていないようで他サイトは見つかりませんでした…
電子書籍より紙派の方へ
現在新品は入手が困難なようです。
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