PR

【4巻完結】ブッシメン!/小野洋一郎先生【おすすめ漫画レビュー】

5巻以内完結

あなたの仕事は本物ですか?偽物ですか?
昔、漫画家さんはアナログ手書きで漫画を描いていました。IT技術の普及でデジタル化が進んでいき現在はデジタルでの制作が主流となっています。
マンナビさんが2021年に行った調査では、完全アナログでの制作者は3.3%となっており、デジタル制作の比重が大きいようです。(出典:アナログ派?デジタル派?漫画家の作業環境を調査してみた!)
さて、アナログで書いた漫画は本物でデジタルで書いた漫画は偽物なのでしょうか?
作り方、作る物、作る人が変わることで本物と偽物はどう変わってくるのでしょう。
今回は仏像を作る仏師を生業とする主人公の仕事に関する漫画の紹介です。

目次
作品紹介
作者紹介
あらすじ
感想(ネタバレなし)
注目ワード
– どこで読める?

作品紹介

タイトル:ブッシメン!
作者:小野洋一郎 先生
巻数:全4巻
掲載誌:イブニング
出版社:講談社
掲載時期:2010年23号 – 2012年15号

作者紹介

名前:小野 洋一郎 先生
作品リスト:ブレイブ・ストーリー〜新説〜(作画担当),全能のノア,最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場(原作:赤城大空)
出身地:宮城県古川市
その他:ブッシメン連載中に東日本大震災が起こり宮城県で被災。1巻のあとがきに被災時の様子が描かれている。

あらすじ

主人公の奈良崎玄造は、亡き父を目標に仏師を目指し日々奮闘していた。まだ幼い頃、父・玄馬は工房の火災から息子をかばって亡くなった。父が亡くなった時に握りしめていた仏像の一部と思われるパーツ。ある日玄造は、幼馴染のオタク娘・サクラに仏像フィギュアを見せられる。「仏作って魂入れず」と馬鹿にする玄造だが、サクラに強く誘われフィギュアのイベント「ワンダーフェスティバル」に足を運ぶ。その会場で、亡き父の残したパーツとアニメフィギュアの接点を知り衝撃を覚える玄造。仏師としてフィギュア制作に抵抗を示す玄造だが…

感想(ネタバレなし)

内容:
仏師という仕事に誇りを持っているからこそ、フィギュアという俗なものに抵抗を持つ主人公。どこか昔ながらのやり方にこだわって進化を拒絶する、自分の仕事のやり方に問題ないかと思わず襟を正す機会となった。読み進めていく中で仏像や仏教に関する説明もあり、物語を楽しみながら付随する知識を得ることが出来る。仏像の名前って聞いたことはあるけど、詳しく知らないものが多く、大変勉強になった。フィギュアの話も出てくるが、基本的には仏師という仕事を通して依頼主を救う心温まる話が多い。読み終わったら取り合えず仏像を見に行きたくなり、ちょっと誰かに雑学を披露したくなるような作品。
絵柄:
人物の描画も上手く、背景もしっかり描いている。ただこの作品で一番は、やはり仏像の迫力だと思う。あまり仏像をまじまじと見たことはないが、描かれている仏像の表情が良く、思わず拝んでしまうほどリアルな表情をしている。

この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

どこで読める?

興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?

電子書籍より紙派の方へ

現在新品は入手が困難なようです。
コミックレンタルなら自宅に居ながら気軽に紙で本を借りれます。

購入したい方は名作の復刊目指して是非投票お願いします。

タイトルとURLをコピーしました