今日はハロウィンです、ハロウィンってどんな日か知っていますか?
日本でいうお盆のような先祖の霊が返ってくる日で、起源はアイルランドの古代ケルト人が行っていたサウェインというお祭りだそうです。
サウェインには夏の終わりという意味があるそうで、日本でもお盆が終わるとなんとなく夏が終わる気しますよね。
最近は9月10月まで暑い日が続くことも多く、あまり夏の終わりを感じる事が少なくなって寂しく感じますね。
さて、今日はそんなハロウィンにちなんで日本のお盆を描いた漫画作品の紹介です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– 注目ワード
– どこで読める?
– 余談
作品紹介
タイトル:盆の国
作者:スケラッコ先生
巻数:全1巻
掲載誌:トーチWEB
出版社:リイド社
掲載時期:2015年7月~2016年第6月
その他:このマンガを読め!2017 第1位
作者紹介
名前:スケラッコ先生
出身地:愛知県名古屋市
出身大学:多摩美術大学グラフィックデザイン学科
作品リスト:盆の国,大きい犬,平太郎に怖いものはない前編,しょうゆさしの食いしん本,平太郎に怖いものはない後編,しょうゆさしの食いしん本スペシャル,バーオクトパス,ここは鴨川ゲーム製作所
あらすじ
お盆に帰ってくるご先祖様の姿が見える女の子、いつもと同じお盆を過ごす中、「このままずっとお盆だったらいいのに」ふと頭を過ぎった考えが現実のものに。同じ一日を繰り返す町で謎の青年と出会い、お盆を抜け出す手段を模索する。果たして二人は繰り返すお盆から抜け出せるのか?
感想(ネタバレなし)
夏の描き方、空気感が大変上手で見ているこちらも暑くなる位の夏を感じる事が出来る作品。
絵柄やセリフがほのぼのとしつつも、人の死という題材を取り扱っているので悲しみなど暗い面もしっかりと描かれている。
また、主人公が中学生の女の子なのだが、中学生という幼さから幽霊とのかかわり方という点についても面白い描き方だと思った。
絵柄が可愛らしく、先祖様の姿が多種多様で生前の様子からこんな姿なのかなと思うと、どんな人物だったのかを想像するという楽しみもある。
夏を感じつつ幽霊がそばにいて、少し謎につつまれた怖さがあるという雰囲気が「学校の怪談」に近しい感覚を覚えた。
夏になったら読みたい作品だが、寒くなって夏恋しい時期にも楽しめる作品だと思います。
注目ワード
この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
電子書籍より紙派の方へ
紙でも購入可能です。
コミックレンタルなら自宅に居ながら気軽に紙で本を借りれます。

余談
感想に登場した「学校の怪談」について少しばかり語りたいと思います。
初回は1995年に作られた映画で学校の七不思議とかそういうのが流行って作られた映画で、
シリーズ4作品あり舞台や話が違うが共通で出てくる幽霊もいる。
小説『学校の怪談』及び日本民話の会のコミック『学校の怪談シリーズ』がもとになっているが、
映画のシナリオは全く別物。
夏になると必ず見たくなる作品ってあると思うのですが、
「学校の怪談」はこれを見なければ夏がはじまらず、
お盆の時期にこれを見て夏の終わりを感じる、
ひと夏に二回は見る事間違いなしの作品です。
小学生向けのホラー映画なので怖さを求めて見るというよりは、ワクワク感を求めて見る作品。
小学生が出てくる作品は多々あれど、ここまで生き生きと小学生を描き、見るものをワクワクドキドキさせる作品は「学校の怪談」シリーズを除いて他に無いと思う。
そして夏休みという全人類がワクワクするワードをここまで上手く描いた作品も無いと思う。
他の映画が制服着た小学生なら、「学校の怪談」は半そで短パンの小学生、なんかすごく庶民的。
子供の頃に見た方は長年の時を経て今見るとまた別の楽しみが、
まだ見た事ない人は初見でこのワクワク感を得られるとか羨ましすぎる。
子供を経験した事がある人なら間違いなく好きになれる作品です。
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4もあるけど4はジャケットが怖いので掲載していません