幼いころ親戚のお兄さん・お姉さんに遊んでもらった経験はありますか?
社会人になると年の差というのはあまり気にならなくなりますが、
子供の頃は少し年の差がついているだけで凄く大人に感じましたよね。
大人になってからは年を取るのが早くなるなんて話をよく聞きますが、
子供時代の10年というのは濃密な10年で幼稚園の子供が高校生になってしまいます。
大人に感じた親戚のお兄さん・お姉さんより親なんかはもっと大人で、
いつの間にかその頃の親よりも年を取っていたなんて事もありますよね。
今回紹介するのは無気力マイペースな高校生の従弟に憧れた保育園児のお話です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– 注目ワード
– どこで読める?
作品紹介
タイトル:flat
作者:青桐ナツ先生
巻数:全8巻
掲載誌:月刊コミックアヴァルス
出版社:マッグガーデン
掲載時期:2007年11月15日 – 2013年12月14日
作者紹介
名前:青桐ナツ先生
出身地:北海道
作品リスト:flat,あめつちだれかれそこかしこ,あしあとひとつ
その他:辛い物が苦手、SUZURIにてオリジナルグッズ販売をしている(ao_nyoro)
あらすじ
無気力マイペースな高校生の平介、ある日彼の従弟である幼児・秋の面倒を見ることになる。無口でしっかり者の秋、彼に調理実習の残りをあげた事をきっかけに懐かれる。平介と秋の交流を描いたゆったりハートフル作品。
感想(ネタバレなし)
人が持つ全感情、どの状態にあったとしても、読んだらほっこりに行きつくハートフル作品。
孫見る世のじいじやばあばの感覚は多分これ。
もうね、ほっこり、ほっこりってもごいと同じくらいわからんけど、ほっこりする。
最近タイパを重視する人が多くなっているでしょう?
現代社会の弊害でしょうね、少しの待ちすら許せない。
時刻表通りに来ないバス、「あのさ、もう5分も待ってんだけど」
イライラしてるの傍から見てまるわかり、この空気どうすればいいのさってなるじゃん。
そういう時は取り敢えず肩叩くじゃん?
イライラしながら振り返ってくるじゃん、flat出すじゃん、読ませるじゃん。
はい、解決。
バス超余裕、なんなら本数減らせるね。
人材不足まで解決してしまう、ほっこりは正義だね。
もう本当にこの世は怒の感情が多すぎる。
flatでは喜、楽、哀が多く出てくる訳よ。
え?哀でてくんの?ってなるじゃん、その哀すら愛おしい世界な訳よ。
現実も怒減らそうって言ってもそう簡単に減らせるものではないよね、わかる。
漫画って余韻残るじゃん?その世界に没入した上で余韻残るわけだから、
flatの余韻を常に保てれば世界平和になるんじゃね?
巻を進むごとにもう混ざりたくて仕方なし、最終巻のリビングにはもういたからね。
なんならその後もあの家に入り浸ってるからね。
その位良い世界を持つ作品なので、みんな行くべきだと思う。
注目ワード
この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
電子書籍より紙派の方へ
現在新品では全巻入手が困難なようです。
一部新品がまだAmazonなら購入可能なようです。

flat 1巻 (コミックアヴァルス)
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