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【2巻完結】スカイハイ/髙橋ツトム先生【おすすめ漫画レビュー】

5巻以内完結

あなたが最後にした人生の大きな選択はなんですか?
人生の中では大きな選択を迫られる時期が存在ます。
進路、就職、結婚、家の購入、独立して会社を作る人もいるかもしれません。
決断した後に後悔しないようにとさんざん調べて、検討し、いざ決断したが、
やっぱり違う方が良かったかもと思うケースもあるのではないでしょうか。
フランスの作家アンドレ・マルローさんは「死ぬこと以外かすり傷」という言葉を残したと言われています。
生きてさえいればそこから立ち上がる力はあるという、人の可能性を尊重した元気の出る言葉ですね。
さて、人生では取り返しのつく決断でも、未来永劫取り返せない選択だったらいかがでしょうか?
今回は死して最後に選ぶ選択肢について描かれた漫画の紹介です。

目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– 注目ワード
– どこで読める?

作品紹介

タイトル:スカイハイ
作者:髙橋ツトム 先生
巻数:全2巻
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
出版社:集英社
掲載時期:2001年16号 – 2002年19号
シリーズ:スカイハイ・カルマ 、スカイハイ・新章
その他:釈由美子さん主演でドラマ化、映画化されている
※今回はスカイハイシリーズ初期作品「スカイハイ」の紹介です

作者紹介

名前:髙橋ツトム 先生
作品リスト:地雷震、スカイハイ、爆音列島、SIDOOH/士道、JUMBO MAX ジャンボマックス、
出身:東京都
その他:アシスタントを使わず一人で描きながら二作品同時連載していた、バンドをやっていたがメンバー入れ替えのごたごたで一生良いメンバーに会えなかったら…と思って辞めた、小学生の頃漫画家になりたいと思っていて一人で出来る仕事を考えた時に漫画家という選択をした

あらすじ

死後の世界をテーマにしたヒューマンホラー。不慮の事故や殺人によって命を落とした者たちの魂が集まる「怨みの門」と呼ばれる場所が舞台となっている。門の番人であるイズコは、死者に対して現世の記憶や残された者たちの様子を見せ、最終的に3つの選択肢を提示する。
「死を受け入れて、天国で再生を待つか」(生)
「死を受け入れず、現世で彷徨い続けるか」(行)
「現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くか」(逝)
彼らはイズコとの対話を通じて自分自身と向き合い、最後の選択をする事となります。

感想(ネタバレなし)

一話完結型で毎回別の登場人物が恨みの門を訪れる。人間の生と死、そして選択の意味について深く考えさせられる内容で、登場人物たちの苦悩や最後の選択を通じて、自分の価値観や倫理観についても見つめなおす事間違いなし。

絵柄は癖のある人物の描き方だが、人の憎悪の描き方が大変上手く、物語の良さを最大限に引き出している。死を描く為過激な表現もあるが、細かくリアルな描き方ではないので、目を覆いたくなるようなものではない。死の場面よりも憎悪にまみれた人の顔の方がトラウマになりそうな迫力。

人の弱さって色々とあるが、その様々な弱さが描かれており、人の暗部を描いた心に来る物語となっている。2巻という巻数とは思えないくらい一話一話が重く深い作品となっており、一話毎に小休止を挟んで余韻を味わいたくなる作品です。

この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

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