幼稚園時代に憧れのヒーローはいましたか?
テレビやアニメ、絵本など様々なものに触れていく中で、
自分なりの正義を持ってヒーローや魔法使いになりきっていた人も多いのではないでしょうか。
三つ子の魂百までなんて言葉がありますが、
子供の頃の正義感はいつの間にか薄れていってしまうもので、
正しい事を貫く魂を持ち続けることは大変難しいことのように感じます。
誰もが子供の頃の正義感を持ち続けていれば世の中少しは過ごしやすくなるものでしょうか。
今回は子供の頃からヒーローに憧れて、高校生になっても同じ正義を貫いている真っ直ぐな主人公を描いた漫画の紹介です。
目次
– 作品紹介
– 作者紹介
– あらすじ
– 感想(ネタバレなし)
– 注目ワード
– どこで読める?
作品紹介
タイトル:とっかぶ
作者:桑原太矩 先生
巻数:全4巻
掲載誌:月刊good!アフタヌーン
出版社:講談社
掲載時期:2013年 – 2015年
作者紹介
名前:桑原太矩 先生
作品リスト:とっかぶ、空挺ドラゴンズ、カビゴンの夢グルメ
出身:北海道札幌市出身
出身校:武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科
その他:モグラに会いたくて2020年からモグラの塚を見つけてはモグラチャレンジをXに投稿している。料理が上手。
あらすじ
「とっかぶ」は、特別課外活動部、通称「とっかぶ」に所属する問題児たちの物語です。この部活は、地域に奉仕活動を行うことで生徒たちの更生を目指しています。物語の中心には、正義感の強いヒーロー志望の女子生徒や自称アマチュア・スパイの男子生徒、ヤンキー風だが仲間思いの女子がおり、さらには一癖も二癖もある仲間たちが集まります。彼らは、放課後に様々な事件やトラブルに立ち向かいながら、時には都市伝説の秘密を探ったり、困っている少女を救出したり、謎の怪人とのバトルを繰り広げたりします。部長である丹ノ宮は、町を救うヒーローとして活動することを宣言し、ユルくも熱いトラブル・バスターとしての日々が始まります。
感想(ネタバレなし)
後半はいくつかのエピソードにまたがる話も出てくるが、基本的には1話完結型で「とっかぶ」が様々なトラブルを解決していく話となっている。
2巻から学園の要素が強くなっており、1巻とはまた違った面白さが出てくる。
トラブルの内容が調度良いレベルで、現実的でありつつもあり得ない要素がスパイス的に効いている。
トラブルに主軸を置きつつも各エピソードには青春の葛藤や成長が織り交ぜられており、彼女らの成長物語を見守ることが出来る。
学園物のため様々な人物が登場するが、個性がしっかりしており、過去のエピソードなども適度に含まれていてそれぞれの人物がしっかりと生かされている。
人物に特殊能力があるわけでもなく、普通の高校生だが少し現実ではない設定が組み込まれており、適度に身近に感じつつ、適度にフィクションとして感じることが出来る。
ユーモア要素と青春要素が良い塩梅で入っており、ストーリー展開のテンポも良く読みやすくなっている。
全体的に全てのバランスが良く、適度に色々楽しめる作品となっている。
絵柄もアニメ風で見やすく、細かい部分も丁寧に描かれている。学園物だと「これ誰だ?」というのが少なからず出てくるが、この作品に関してはそれを感じることはなかった。
青春時代を懐かしみたい人や適度な青春を楽しみたい人、学生だけど今何もないという人におススメの作品です。
注目ワード
この作品を表すワードを一枚絵としたものです。マウスカーソルを合わせると画像が表示されます。ネタバレを含むワードもありますので、ネタバレしたくない人は閲覧しないようにしてください。

どこで読める?
興味を持った方は是非試し読みだけでもいかがでしょうか?
電子書籍より紙派の方へ
現在新品は入手が困難なようです。
コミックレンタルなら自宅に居ながら気軽に紙で本を借りれます。

購入したい方は名作の復刊目指して是非投票お願いします。
